展覧会企画

魂の旅 遠藤彰子展
巨大画に広がる一大叙事詩

 画家・遠藤彰子(1947-)は、人間を取り巻く自然界に存在するあらゆる事象を描き出し、その壮大な世界観で観るものに圧倒的な印象を残してきました。500号を超える大作群のうねりのある構図から引き起こされる、その躍動感やエネルギーの前では、まるで絵の中に引き込まれるかのような不思議な感覚に陥ることでしょう。
 遠藤彰子はこれまで一貫して「人間の存在」及び「今生きている実感」をテーマに描き続けてきました。画家を志して以来、この50数年間1日も筆を持たなかった日はないと語り、年に一度500号以上の大作に挑み続けるそのバイタリティには誰もが驚愕し、そして敬服せざるを得ません。
 本展は、その遠藤彰子の画業の節目ともなる大規模な展覧会となります。初期の「楽園シリーズ」から、飛躍のきっかけとなった「街シリーズ」、そして現在に至るまでの500号~1500号の大作群を中心に、立体や挿画を加え、これまでの広範な活動の軌跡を一堂に会して展観します。
 遠藤彰子が全身全霊を込めて描いた作品群。今を生きる私たちに明日への希望を与えてくれる、その輝きに満ちた作品群を、ぜひご覧ください。

会場・会期

鹿児島市立美術館
2021年3月26日(金)~5月5日(水)

関連書籍

『ODYSSEY 魂の旅』
著:遠藤彰子