展覧会企画
戦争と子どもたち
今から約80年前、日本の美術家たちは戦中・戦後を生きる子どもたちをどのように表現したのでしょうか。また、当時の子どもたちはどのような美術に触れていたのでしょうか。
戦時下、材料が配給制となり、発表や表現に制限が加えられる厳しい状況においても、美術家たちは子どもたちを希望の象徴として表現しています。しかし一方で、当時の子どもたちは「少国民」として育まれる存在でもありました。出征する兵士を見送り、勤労奉仕に参加するなど、総力戦を支える一員としての姿もまた、作品に表されています。そして戦後、焼け野原となった場所から再び立ち上がる時にも、子どもたちの姿は心の支えとして描かれたのです。
本展では、戦時中から終戦直後にかけて制作された、子どもを主題とする作品や、子どもたちに向けた絵本、教科書、紙芝居などの大人が提供した印刷物、さらには子どもたち自身が戦時下に描いた作品をご紹介します。これらの「子ども」をめぐる美術を、その時代背景とともに読み解くことで、激動の時代に美術家たちが子どもたちに向けていた眼差しとはどのようなものであったのかを検証します。
(展覧会事務局:青幻舎プロモーション)
関連書籍
戦後80年 戦争と子どもたち
編著:板橋区立美術館、郡山市立美術館、新潟市美術館


























